\Saya-Biz 小林センター長 連載/狭山商工会議所会報誌『WAVE』「キッカケづくり」
- 連載 キッカケづくり
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第79回:商品開発ではなく「価値創造」今ある製品・サービスの市場を広げる方法
今月の「キッカケづくり」では、
コスト高騰時代をどう乗り越えるかという、今まさに多くの事業者さんが直面しているテーマを取り上げています。
エネルギー価格や原材料費、人件費の上昇。
いわゆる「コストプッシュ型インフレ」は、地域経済を支える中小・小規模事業者の経営に大きな影響を与えています。
特に、コスト上昇分を価格に転嫁しにくい市場構造の中で、
日々ギリギリの判断を迫られている経営者の方も少なくありません。

■ 今こそ「ビジネスモデルを進化させる」タイミング
こうした厳しい状況の中で、小林センター長が投げかけるのが
「顧客価値の再定義」 という視点です。
コストの変動に左右されにくい、強い経営体質をつくるためには、
「何を売っているのか」を改めて見直すことが重要だといいます。
ポイントは、
商品(モノ)を売るのではなく、価値(コト)を売る という考え方。
これは、特定の業種に限った話ではありません。
■ 「モノ」から「体験・解決策」へ
記事では、いくつかの具体的な考え方が紹介されています。
たとえば茶業。
「お茶を売る」のではなく、
お茶を通じた感動や体験を提供する。
茶摘み体験や、自分好みに茶葉を仕上げる焙煎体験など、
観光や学びの要素を取り入れることで、新たな価値が生まれます。

また、サービス業の例として挙げられているのが美容室。
ターゲットを
「認知症や障がいがあり、一般の美容室に行きづらい方」に絞ることで、
単に髪を切るのではなく、
安心して美容を楽しめる時間そのものを提供価値としています。
介護知識に基づいた施術を行うことで、
価格競争に巻き込まれない関係性を顧客と築いているケースです。
■ 顧客は「モノ」ではなく「価値」にお金を払っている
これらの事例に共通するのは、
顧客が対価を払っているのは「商品そのもの」ではなく、
- 課題を解決してくれること
- 得られる体験
- 安心感や満足感
である、という点です。
だからこそ今、
- 自社の商品・サービスは、顧客のどんな課題を解決しているのか
- 他社には真似できない、自社ならではの強みは何か
を、改めて問い直すことが重要になります。
■ 新しいことを始める前に、「価値の再定義」から
新商品を開発する前に。
新しいことに挑戦する前に。
まずは、
今ある商品・サービスの価値をどう捉え直せるかを考えてみる。
今月の「キッカケづくり」は、
そんな視点を与えてくれる内容となっています。
ぜひ、会報誌WAVEとあわせてご覧ください。
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